採用ページを作ったのに応募が増えない、という声をよく聞きます。
求人票と同じように条件だけを並べたページでは、応募者が抱く不安は解消されません。
実際に、採用ページを作り替えたことで、応募が1件から50件以上に増えた電気工事会社もあります。
本記事で紹介するのは、電気工事士の採用ページに必要な項目と、応募前の不安を減らす作り方です。
この記事でわかること
- 採用ページを作っても応募が増えない典型的な理由
- 採用ページにも法律上求められる労働条件の表示ルール
- 求職者の不安を減らすために必要な6つの項目
- 採用ページ作成でよくある失敗と、公開後の運用ポイント
採用ページを作っても応募が増えない理由

採用ページを用意しても、条件を並べるだけでは求職者の不安に答えられていないことがほとんどです。
給与や休日といった条件は求人媒体にも書けます。
わざわざ採用ページを作るならその他の情報、例えば現場の雰囲気はどうか、未経験でもやっていけるか、どんな人が働いているか、といった求人媒体の枠では書ききれない情報を載せられるのが採用ページのいいところです。
ここが伝わらないページは、せっかく作っても応募数に結びつかないということが起こり得ます。
また、会社のコーポレートサイトの片隅に募集要項だけを載せているケースも見られます。
採用ページは会社案内の延長ではなく、求職者が知りたい情報を求職者目線で並べた、応募のための専用ページとして作る必要があります。
採用ページにも労働条件の的確な表示が求められる

採用ページは自由に作れる分、求人媒体と同じ労働条件明示のルールを見落としやすい点に注意が必要です。
2024年4月の職業安定法施行規則改正により、労働者の募集を行う際は、従事すべき業務の変更の範囲、就業場所の変更の範囲、有期労働契約を更新する場合の基準の3項目を明示することが必要になりました。
求人媒体だけでなく、自社の採用ページで直接募集をかける場合も、このルールの対象になります。
また、月給に固定残業代を含める場合は、固定残業代を除いた基本給の額、固定残業代に充当する時間数とその金額、固定残業代を超える時間外労働分は別途支払う旨を明示することが、厚生労働省の指針で求められています。
採用ページの給与欄を作る際は、これらの項目が漏れなく書かれているかを確認しておくことが大切です。
電気工事士の採用ページに必要な6つの項目

求職者の不安を減らすには、条件以外の情報をどれだけ具体的に載せられるかが鍵になります。
| 項目 | 内容 |
| 仕事内容・現場紹介 | どんな現場を担当するのか、1日の流れなど具体的なイメージが持てる情報 |
| 未経験可・資格支援の有無 | 資格がなくても応募できるか、取得支援制度があるかどうか |
| 給与・待遇の詳細 | 基本給だけでなく、昇給の仕組みや手当の内容 |
| 社員の声・現場写真 | 実際に働く人の人柄や、現場の雰囲気が伝わる写真・コメント |
| 応募後の流れ | 選考のステップ数や、応募から連絡までにかかる日数の目安 |
| 会社の強み・働く魅力 | なぜこの会社で働くのか、他社との違いが伝わる言葉 |
社員の声・現場写真は特に効果が大きい
文字だけの説明よりも、実際に働く社員のコメントや現場の写真がある方が、働くイメージを持ってもらいやすくなります。
社長だけでなく、若手や未経験入社の社員の声を載せると、同じ立場の求職者に響きやすくなります。
応募後の流れは不安の軽減に直結する
選考にどれくらいの時間がかかるのか、何回面接があるのかが分からないと、応募自体をためらう求職者もいます。
流れをあらかじめ明示しておくだけでも、応募のハードルは下がります。
給与・待遇は金額だけでなく仕組みまで書く
基本給の金額だけを載せても、それが将来どう上がっていくのかが分からなければ、長く働くイメージは持ちにくくなります。
昇給の頻度や基準、資格手当の有無、賞与の実績など、金額の裏側にある仕組みまで書いておくと、他社との違いが伝わりやすくなります。
会社の強み・働く魅力は言葉にしないと伝わらない
何年続いている会社か、どんな現場を手がけてきたか、資格取得をどう支援しているかは、社内では当たり前でも外からは見えません。
社長や先輩が実際に語った言葉で、他社との違いを言語化しておくことが、採用ページの説得力を左右します。
スマートフォンでも読みやすいレイアウトにする
総務省「通信利用動向調査」によると、スマートフォンの世帯保有率は90.5%にのぼります。
採用ページを見る求職者の多くもスマートフォンを使っていると考えられ、パソコンの画面だけで確認していると見落としがちな部分に注意が必要です。
文字が小さすぎないか、写真が縦長画面で見づらくなっていないか、応募ボタンがすぐ押せる位置にあるかは、実際にスマートフォンで開いて確かめておくとよいでしょう。
問い合わせ・応募のハードルを下げる導線にする
せっかく興味を持ってもらえても、応募フォームへの入口が分かりにくいと、そこで離脱されてしまいます。
ページの各所から応募ボタンにたどり着けるようにする、入力項目を必要最小限にするなど、応募までの手数を減らす工夫も、採用ページの効果を左右する要素です。
採用ページ作成でよくある失敗

採用ページを作る過程では、作ること自体が目的になってしまう失敗がよく見られます。
テンプレートをそのまま使って終わってしまう
既存のテンプレートを使うこと自体は効率的ですが、文言や写真を自社向けに差し替えずに公開してしまうと、他社の採用ページと似た印象になり、6つの項目を用意していても伝わりにくくなります。
テンプレートはあくまで型として使い、中身は自社の言葉で埋めることが大切です。
情報を詰め込みすぎて要点がぼやける
求職者の不安を解消しようとするあまり、あらゆる情報を詰め込んでしまうと、かえって何が言いたいページなのか分かりにくくなります。
6つの項目を押さえつつ、1つのセクションは短くまとめ、読みやすさを優先することが求められます。
採用ページは公開後の運用も成果を左右する

採用ページは公開して終わりではなく、定期的に見直して更新し続けることで効果が持続します。
募集人数や条件が変わったときはもちろん、掲載している社員の声や写真が古くなっていないかも定期的に確認したい点です。
実際に応募してきた人からの質問や不安の声を集めておき、次の更新でページに反映していくと、内容がより求職者の実態に合ったものになっていきます。
今日から自分でできる採用ページの見直しポイント

外部に頼らなくても、今のページの内容を見直すだけで改善できる部分があります。
- 求人票へのリンクだけでなく、条件以外の情報を載せた専用ページを用意する
- 社員の声を1つでもよいので集めて掲載する
- 選考の流れと、応募から連絡までの目安日数を明記する
作って終わりにせず、募集人数や条件が変わったときは内容を更新することも大切です。
古い情報のままだと、面接で聞いた話と食い違い、応募者に不信感を与えてしまいます。
これらは今すぐ着手できる見直しですが、写真や文章の質まで含めて改善しようとすると、社内のリソースだけでは限界を感じることもあります。
採用ページ作りから見直すなら「自前採用」

採用ページに必要な項目は今回紹介した内容を参考に見直せます。
ページ制作から広告運用までまとめて相談したい、社内のナレッジだけでは限界を感じるという場合には、外部の力を借りて仕組みごと作り直すという選択肢もあります。
株式会社nanomonoの「自前採用」を導入し、月5万円の広告費で応募が1件から50件以上に増えた電気工事会社の実績もあります。
詳しい内容は、お問い合わせいただいた方へのご案内です。
求人媒体に頼らない採用を、自社の中に。



